うんコレ小図鑑② N.ユーロピア – うんコレ

うんコレ小図鑑② N.ユーロピア

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N・ユーロピア

N・ユーロピア
エミリー・ペアン

N.ユーロピア

和名 ニトロソモナス・ユーロピア

学名 Nitrosomonas europaea

発見 1892年 ウィノグラドスキー

 

彼女は腸内ではなく土の中などに暮らしています。

えっいきなり大腸菌じゃないじゃないかって?
まぁ最後まで聞いて下さい。

うんこには大量の窒素化合物が含まれています。私たちがトイレで流したうんこをそのまま自然に放つと、川や湖がうんこに含まれる窒素で栄養満点になってしまいます。
そうなると赤潮やアオコが発生して、酸素不足で魚が大量死してしまい、「おまえのうんこで宇宙がヤバい」的な状態に……。

こうした汚水を浄化する下水処理施設で活躍するのがこの子なの。他の浄化能力を持つ菌と役割分担して汚水を浄化します。

汚水に含まれるタンパク質を好気性従属栄養細菌が分解してアンモニアにする
→ニトロソモナス・ユーロピアがアンモニアを亜硝酸にする
→亜硝酸酸化細菌が亜硝酸を硝酸塩にする
→脱窒菌が硝酸塩を窒素にする……ぬはぁぁぁ、気の遠くなるようなサイクルで窒素化合物が浄化されるんですね。

私たちがトイレでうんこができるのは、この子を中心とした浄化能力のある菌のおかげなのですね。そういう意味では大腸菌でなくてもうんコレに入るしかないじゃないですか!

 

彼女は発見当時はシュードモナス・ユーロピアという名前でしたが、紆余曲折が100年続いた末にニトロソモナス・ユーロピアになりました。

菌の名前が変わることはよくあるんです。
ニトロソモナス・ユーロピアはアンモニアを亜硝酸に変換する菌です。ニトロソモナスは「亜硝酸を作る」という意味、ユーロピアは「ヨーロッパで見つかった」という意味です。

アンモニアを栄養源とするので1回の分裂に数日かかるほど遅くて、この増殖の遅さがゆえにあまり解明が進んでいないとかなんとか…。

 

 

参考文献

・Wikipedia(英語) Nitrosomonas europaea

・Wikipedia(日本語) 脱窒

・金魚水槽内で活躍する細菌たち~ニトロソモナスとニトロスピラ~

http://en.wikipedia.org/wiki/Nitrosomonas_europaea

http://ja.wikipedia.org/wiki/脱窒

http://members.jcom.home.ne.jp/m381t/Nitrospira.html

 

キャラクターの解説

この菌を身にまとう女の子はエミリー・ペアンちゃん。
水を浄化することから、みんなに仲良くしてほしい平和主義な性格になりました。みんなに頼られるお姉さんキャラですが、他人が喧嘩しているところを見るとあわあわすることも。
ニトロソモナス・ユーロピアとして、ヨーロッパ風の修道女、水をモチーフにした清らかな精霊をイメージしました。

ウントピアの世界では、美しさを護る「護美担当」と呼ばれ、水を浄化する守護神とされています。

 

絵師からヒトコト

キャラデザ&イラスト:77「きよくただしくあかるい修道女もどきを目指しました・・・!」

 

医師からヒトコト

ペアンの由来は手術で一番使用される道具ペアン鉗子から。ペアンは皮膚を傷つけず、優しくつかめる鉗子なんです。

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